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Bach Partita No.4 Overture BWV828 [私の録音( Bach )]

大好き!な、パルティータ4番の「序曲」です。

明るく輝くようなニ長調の響きと、オープニングの次々に上昇するスケールの連続が、どこまでも前向きで力強く、幸せな気分になれます。
今日もこの曲が弾けてよかった~~!と嬉しくなっちゃうんです。

この「序曲」は、付点を多用していること、途中からフーガになっていくことなどから、典型的な「フランス風序曲」のスタイルです。
この「「フランス風序曲」を4番に持ってきたことには、意味があるんですよ。

全6曲からなるパルティータの4番は、丁度真ん中に位置します。
つまり、これから後半が始まりますよ!というバッハのメッセージなのです。
ゴールドベルク変奏曲でも、丁度中間の位置にある第16変奏が、「フランス風序曲」のスタイルで書かれています。

他の5曲についても同じことが言えるのですが、特にこの4番は、冒頭の、スケールを含む音型とエンディングの終止音型が、この後に続くアルマンドからジーグまで全て統一されていて、その徹底したトータルコーディネートに、バッハの美学を感じます。


      

       はりきって弾いたら、テンポが上がっちゃって、やかましくなってしまいました。




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