Bachの意図・・・・イタリアVS フランス [音楽雑感]
来月、ちょっとした催しがあって人前でピアノを弾かなければなりません。(・・・イヤだ・・・・)
何を弾こうかずっと迷っていましたが、「フランス風序曲」にしようと決めました。(皆は迷惑かも・・・)
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すでに緊張して、なんか暗譜があやしい。
やだ、glennmieさん、お誕生日過ぎたら一気に脳の老化???(いや、もともとおバカ)
本棚から引っ張り出してきた楽譜は、エディション・ペータース。随分古いよ。
これで勉強してたけど、現在のエディションはどうなっているのかな。
前から気になっていましたが、重い腰を上げやっと今日買ってきたのがベーレンライター原典版/ヴァルター・エメリー 編/高橋悠治訳。
比べてみると、諸々面白い。
すっかりはまって気がついたら・・・・・夜になっちゃてますね~。
大体、この曲集の発想が面白い。
1735年にバッハ自身が出版した「クラヴィーア練習曲第2部」。
(ちなみに第1部は6曲のパルティータ。第3部はドイツ・オルガン・ミサ。第4部はゴールドベルクです。)
この第2部で、バッハはイタリアとフランスを対決させようとしています。
収められているのは「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」の2曲。
「クラヴィーア練習曲集第2部、2段鍵盤のチェンバロのためのイタリア趣味の協奏曲とフランス風序曲。愛好者の心の楽しみのために」という標題がついています。
この時代イタリア様式とフランス様式というのは流行の最先端、2大巨頭だったらしい。
イタリア・・・・ヴィヴァルディ、マルチェッロですか・・・
フランス・・・・ラモー、クープランですか・・・
若い頃、バッハはこれらの作曲家の作品を研究して彼の作曲活動の糧としていました。
●「イタリア協奏曲」対「フランス風序曲」
イタリア協奏曲はその名の通りイタリア様式の協奏曲をモデルにした2段チェンバロ用の曲。
一方フランス風序曲は、舞曲の配列の仕方などから管弦楽をモデルにしていたのではないかといわれています。
●「イタリア協奏曲」対「フランス風序曲」
イタリア協奏曲はヘ長調。
フランス風序曲はロ短調。
両者の調の隔たりは減5度、つまり5度圏上の対極、全音階上一番遠い調関係に置いて対比させようとしています。
この曲集で注目すべきなのは、バッハ自身が楽譜に書き込んだ多数の強弱記号です。
2段の鍵盤を弾き分けて対称をつけなさい、ソロとトゥッティを弾き分けなさいという指示です。
知りたいのはここから。
これを文字通りp とf にして弾いてしまっていいものなのか・・・・
フランス風序曲の最終曲「エコー」です。
エコー、つまりこだまのように強弱をつけてますけど。
私自身もそう弾きなさいとおしえられましたけど。
勿論、ニコライエワさんは素晴らしい演奏ですけど。
これでいいんだろうか・・・・
音色の切り替えができないモダンピアノではこれしかないのだろうか・・・・・
強弱で弾き分けをしていませんねぇ~。
でも、よくよく聴いて!
各パートでテーマがエコーになってるの。(同じ事をコメントしてる人がいましたよ!よく言った!!)
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さてさて、私はどう弾こうかな・・・・(ていうか、弾けるのかな・・・・・????)
何を弾こうかずっと迷っていましたが、「フランス風序曲」にしようと決めました。(皆は迷惑かも・・・)
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すでに緊張して、なんか暗譜があやしい。
やだ、glennmieさん、お誕生日過ぎたら一気に脳の老化???(いや、もともとおバカ)
本棚から引っ張り出してきた楽譜は、エディション・ペータース。随分古いよ。
これで勉強してたけど、現在のエディションはどうなっているのかな。
前から気になっていましたが、重い腰を上げやっと今日買ってきたのがベーレンライター原典版/ヴァルター・エメリー 編/高橋悠治訳。
比べてみると、諸々面白い。
すっかりはまって気がついたら・・・・・夜になっちゃてますね~。
大体、この曲集の発想が面白い。
1735年にバッハ自身が出版した「クラヴィーア練習曲第2部」。
(ちなみに第1部は6曲のパルティータ。第3部はドイツ・オルガン・ミサ。第4部はゴールドベルクです。)
この第2部で、バッハはイタリアとフランスを対決させようとしています。
収められているのは「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」の2曲。
「クラヴィーア練習曲集第2部、2段鍵盤のチェンバロのためのイタリア趣味の協奏曲とフランス風序曲。愛好者の心の楽しみのために」という標題がついています。
この時代イタリア様式とフランス様式というのは流行の最先端、2大巨頭だったらしい。
イタリア・・・・ヴィヴァルディ、マルチェッロですか・・・
フランス・・・・ラモー、クープランですか・・・
若い頃、バッハはこれらの作曲家の作品を研究して彼の作曲活動の糧としていました。
●「イタリア協奏曲」対「フランス風序曲」
イタリア協奏曲はその名の通りイタリア様式の協奏曲をモデルにした2段チェンバロ用の曲。
一方フランス風序曲は、舞曲の配列の仕方などから管弦楽をモデルにしていたのではないかといわれています。
●「イタリア協奏曲」対「フランス風序曲」
イタリア協奏曲はヘ長調。
フランス風序曲はロ短調。
両者の調の隔たりは減5度、つまり5度圏上の対極、全音階上一番遠い調関係に置いて対比させようとしています。
この曲集で注目すべきなのは、バッハ自身が楽譜に書き込んだ多数の強弱記号です。
2段の鍵盤を弾き分けて対称をつけなさい、ソロとトゥッティを弾き分けなさいという指示です。
知りたいのはここから。
これを文字通りp とf にして弾いてしまっていいものなのか・・・・
フランス風序曲の最終曲「エコー」です。
エコー、つまりこだまのように強弱をつけてますけど。
私自身もそう弾きなさいとおしえられましたけど。
勿論、ニコライエワさんは素晴らしい演奏ですけど。
これでいいんだろうか・・・・
音色の切り替えができないモダンピアノではこれしかないのだろうか・・・・・
強弱で弾き分けをしていませんねぇ~。
でも、よくよく聴いて!
各パートでテーマがエコーになってるの。(同じ事をコメントしてる人がいましたよ!よく言った!!)
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さてさて、私はどう弾こうかな・・・・(ていうか、弾けるのかな・・・・・????)
タグ:バッハ
聴きにいきたいですなぁ~^^
by ユーフォ (2010-03-24 02:03)
うわっ!ユーフォさん!!
どうせボロボロになるから。(汗)
狼狽してパニクって終わるから。(大汗)
ホント、苦手なんですよ、人前!
なんかいい手はないですか~?
アッ、nice!とコメントありがとうございます!
by glennmie (2010-03-24 02:19)
わ~私も聴きに行きたいで~す。
行きたいで~す。
行きたいで~す。
(エコーしてみた)
by のん (2010-03-24 07:30)
はじめまして、私もグールドとバッハのファンなので、このブログはいつも楽しみに拝見しております。グールドの数ある逸話の中の一つ、「握手をしない」という姿がチラッと映ってますね。これを見たのは初めてでした。ほんとにこんな風だったんですねえ。。。
by metro (2010-03-24 09:50)
のんさん!
うわ~!
うわ~!
うわ~!
うわ~!
(強弱をつけずに2度エコーしてみた)
ホントにヤバイんだって・・・・(泣)
お家にいる時みたいに楽しく弾けるコツってないですかねぇ。
ないですよねぇ・・・・
by glennmie (2010-03-24 09:59)
metroさん、コメントありがとうございます。
Gouldのエアー・握手。
なかなかカッコイイですよね^^
ピアノを弾くためだけに授かったようなキレイな手、守りたくなるでしょうね~。
metroさん、同じファン同士、またコメントいただけるととても嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いします!
by glennmie (2010-03-24 10:10)
xml_xslさん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-24 12:34)
うん。文句なくGouldバージョンでいきましょう。
音符がこぼれてもいいのです。音楽が今作られたような鳴り方をしてさえいれば。
by Mineosaurus (2010-03-24 20:22)
Mineosaurusさん、ありがとうございます!
了解!!
goサインをいただけた!
プラス勇気もいただきました。
自信とプライドを持って弾けるよう、頑張ります。
ありがとうございました!
by glennmie (2010-03-24 21:44)
私なら、ニコライエワの弾き方がなじみがあります。、オーソドックスではありますね。しかし、glennmieさんなら、やはり、グールドのやり方があってるように思います。glennmieさんならきっと大丈夫だと思います。頑張って下さい。
by yumiko (2010-03-24 21:59)
yumikoさん、ありがとうございます!
yumikoさんのような優雅で美しい演奏には、とても憧れます。
でも、自分にないものを追いかけるより自分の持っているものを信じることが大事なんですね。
自分に自信が持てないので、負のオーラ満タンでいつも舞台に出てしまいます。それでは演奏する意味がないですよね。
励ましてくださって、ありがとうございます!
音楽は楽しくなければ。
・・・・頑張ります。
それと、今回はちゃんと靴をはいて弾けるよう、今から家で練習してます。
by glennmie (2010-03-24 23:08)
shinさん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-25 09:04)
U3さん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-25 09:05)
タケルさん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-25 09:05)
PENGUINGさん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-25 12:45)
tamanossimoさん、nice!ありがとうございます。
by glennmie (2010-03-25 20:01)
観客をかぼちゃと思うことしか対応策が浮かばないです(汗)
glennmieさんの気が変わったら
非公開コメントにこっそり
時間と場所を入れてくれるとうれしいです。
声をかけないで、遠くから眺めるから~
眺めるから~ 眺めるから~
by のん (2010-03-25 23:25)
のんさん、どうもありがとうございます!
そんな、言ってくださるなんて感激しちゃうじゃないですか!
ただ、ごめんなさい、今回はコンサートではなく学生時代にお世話になった先生の祝賀会の余興として弾かされるんです。
なんと無謀な依頼よのぉ~~、私にふるなんて・・・・
ちゃんとしたコンサートの時には、のんさんにも聴いていただけるようにお誘いさせてくださいね。
いつも暖かいコメントをくださって、ありがとうございます。
感謝!です。
by glennmie (2010-03-26 13:59)
glennmieさん、しつこくしちゃってすいません。。。
でも誘われる日を楽しみにしています♪
かぼちゃのお面かぶっていきますね。
by のん (2010-03-26 22:27)
のんさん、どうもありがとうございます。
しつこくなんて、とんでもない!
とても嬉しかったです!ありがとうございます。
そういえば、6月に音楽会を予定しています。
場所は横浜なんですけど、皆が自由に参加できる発表会です。
聴きにくるなどとおっしゃらずに、のんさんも出てみませんか?
by glennmie (2010-03-26 22:46)
おお!行きます!行きます!
私は手首も硬いしまだまだへたっぴなので・・・
もちろん聴く専門で(笑)
でも誘ってくれてありがとうございます♪
いつか・・・もう少しうまくなったら参加させてください。
by のん (2010-03-26 23:27)
のんさん、
そうですかぁ~、残念・・・・
残念・・・・・
じゃあ、詳細が決まったら連絡させていただきますね。
お散歩ついでに是非遊びにきてください。
by glennmie (2010-03-26 23:59)