Wagner transcription [Gould]
私は、ワーグナーの音楽が大好きです。
まあ、バイロイト詣をするほど熱狂的というわけではないんですけれども。
あの美しい旋律と和声は、やはりとても魅力的で、FMでかかっているのを耳にすると、思わず手を止めてじっと聴き入ってしまいます。
で、ピアノを少しかじるものとして、ピアノで弾いてみたいなぁ~と思ったりするんですが、ピアノ用に編曲されたものは、生意気にも、どれもピンとこないんですよ。(自分でアレンジする才能も、勿論なく・・・)
有名どころでは、リストのトランスクリプションですか。
これがね~~~~、にがて!!
Gouldのインタビューで、ピアノ版編曲について述べているものが、とても面白いので、抜粋します。
バッハのオルガン曲をピアノ用に編曲した、リスト版やブゾーニ版について
「自分は決して弾きません。自分はオルガンが弾けるから。ピアノ版のあの、とどろくようなオクターヴを弾くのは、実際にはたやすく、”ママ、見て、手放しで乗れるよ!”的な効果は発揮するかもしれませんが、バッハの音楽の透明感や指の独立を台無しにしています。」
リスト編曲のベートーヴェンの第5交響曲を録音した件について
「ただの冗談でした。」
リスト編曲のワーグナーの作品について
「リストが編曲したのは、ワーグナーがお金目当てにやっつけ仕事で作った作品ばかりです。この時期の作品は大げさで、耳障りなものばかりです。リストはスコアに忠実に、オーケストラのオクターヴを左手のトレモランドで、(ひどい時は右手のトレモランドで)解決しがちで、近所のセイディーおばさんが居間のアップライトピアノを嬉々としてかき鳴らしているようで、どうもいけません。」
ということで、Gouldは自分でワーグナーを何曲かピアノ用に編曲したのですが、この演奏が、ほんとに、本当に美しいです!
で、ピアノを少しかじるものとして、私も弾いてみたい、と思い練習しているのですが・・・・
グレンさんにお願いしたい。
1.他の人も弾くかも、と想定して楽譜を書いてください!あなたの楽譜は、指の本数の音符があるだけで、どっちの手で弾くのか迷います。あなたにとっては、右も左も自由自在なのでしょうから、譜面で優先されるべきは、対位法の構造なのでしょうが、私はいちいち立ち止まって、右手、左手の矢印を書き込まないと先に進めません。
2.レコードに録音したものと自分で書いた楽譜は、同じにしてください!これって、どう弾くのかな、と確認しようとすると、その音、弾いてなかったり、違う音弾いてたりするじゃん!!
ジークフリート・アイディル、いつか弾けるようになりたいなぁ・・・・
まあ、バイロイト詣をするほど熱狂的というわけではないんですけれども。
あの美しい旋律と和声は、やはりとても魅力的で、FMでかかっているのを耳にすると、思わず手を止めてじっと聴き入ってしまいます。
で、ピアノを少しかじるものとして、ピアノで弾いてみたいなぁ~と思ったりするんですが、ピアノ用に編曲されたものは、生意気にも、どれもピンとこないんですよ。(自分でアレンジする才能も、勿論なく・・・)
有名どころでは、リストのトランスクリプションですか。
これがね~~~~、にがて!!
Gouldのインタビューで、ピアノ版編曲について述べているものが、とても面白いので、抜粋します。
バッハのオルガン曲をピアノ用に編曲した、リスト版やブゾーニ版について
「自分は決して弾きません。自分はオルガンが弾けるから。ピアノ版のあの、とどろくようなオクターヴを弾くのは、実際にはたやすく、”ママ、見て、手放しで乗れるよ!”的な効果は発揮するかもしれませんが、バッハの音楽の透明感や指の独立を台無しにしています。」
リスト編曲のベートーヴェンの第5交響曲を録音した件について
「ただの冗談でした。」
リスト編曲のワーグナーの作品について
「リストが編曲したのは、ワーグナーがお金目当てにやっつけ仕事で作った作品ばかりです。この時期の作品は大げさで、耳障りなものばかりです。リストはスコアに忠実に、オーケストラのオクターヴを左手のトレモランドで、(ひどい時は右手のトレモランドで)解決しがちで、近所のセイディーおばさんが居間のアップライトピアノを嬉々としてかき鳴らしているようで、どうもいけません。」
ということで、Gouldは自分でワーグナーを何曲かピアノ用に編曲したのですが、この演奏が、ほんとに、本当に美しいです!
で、ピアノを少しかじるものとして、私も弾いてみたい、と思い練習しているのですが・・・・
グレンさんにお願いしたい。
1.他の人も弾くかも、と想定して楽譜を書いてください!あなたの楽譜は、指の本数の音符があるだけで、どっちの手で弾くのか迷います。あなたにとっては、右も左も自由自在なのでしょうから、譜面で優先されるべきは、対位法の構造なのでしょうが、私はいちいち立ち止まって、右手、左手の矢印を書き込まないと先に進めません。
2.レコードに録音したものと自分で書いた楽譜は、同じにしてください!これって、どう弾くのかな、と確認しようとすると、その音、弾いてなかったり、違う音弾いてたりするじゃん!!
ジークフリート・アイディル、いつか弾けるようになりたいなぁ・・・・
Glennmieさん、こんにちはーー。
ピアノ編曲について、とってもおもしろく興味深く拝見しました!
私もジークフリート牧歌大好きです。ときどきグールドが指揮したものと、彼のピアノ(あれは4手なのですよね?)版だけを1日中繰り返しかけていることもあります・・・。
Glennmieさんは、楽譜を見ながら弾く準備をされているのですね! これはほんと、とーっても楽しみです・・・いつかアップしてくださる、のですよね?
でもでも、楽譜と音源が違う部分があるのですか・・・なるほどーー。
by gezkaz (2009-10-14 20:16)
gezkazさん、こんにちは!
いつもコメント、ありがとうございます。
が、しかし・・・・
>いつかアップしてくださる、のですよね?
って、ちょっと、ちょっと、gezkazさん、それは無謀でしょう!
ワーグナーはともかく、Gouldに対する冒涜になってしう・・・・
彼が怒ってお墓から出てきちゃったらどうするの?・・・とてもうれしい。
いやいや、きれいなものは、きれいなまま留めておきましょうよ。
芸術の秋ですね、私もいろんな曲を練習して、勉強したいです。
また、貴重なご意見を聞かせてください。よろしくお願いします!
by glennmie (2009-10-14 22:08)
gezkazさん、追記
4手のアレンジは、マイスタージンガーですよ。途中、後半だけですけど、前半も4手で弾きたいくらい対位法アレンジが難解です。
Gouldの頭の中は、数字や元素記号が飛び交ってるんですねぇ。
by glennmie (2009-10-14 22:13)
Glennmieさん~、教えてくださって、ありがとうございます!!
そうでしたか~、マイスタージンガーの後半部分のみなんですね!
そういう目で(耳で)、今日もう一度聴いてみることにします・・・。
あの・・・数字や元素記号・・・バッハのインベンションのパターンに関する本をamazonで買ったら、そういうので一杯でビックリしました。こういうふうに分析分解して考えるんですね・・・科学と数学の世界のようでした・・・もちろん、ぜんぜん理解してませんが。
by gezkaz (2009-10-20 21:02)
gezkazさん
そうそう、よくarchitectureに例えられるじゃないですか。
ブロック、クロスワードパズルみたいなものかと・・・・
Gouldも、クロスワードやモノポリーが大好きでしたね。
by glennmie (2009-10-21 13:16)