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Shostakovich_ Prelude and Fugue Op. 87 No.2 [私の録音( not Bach )]

ショスタコーヴィッチ、「プレリュードとフーガ」の第2番です。




第1番のC-Durと対になっているように感じます。
実際に練習を始めるまでは、この曲にはちょっとコミカルな印象を持っていたのですが、実際に楽譜と対面してみると、全然印象が変わりました。

この作曲家は、なんか寂しい。
孤独な人ですね。
勿論、天才は元来孤独なものなのでしょうが。
弾いていると、"disconnect me"という彼のメッセージが聞こえてくるような感覚がありました。



作曲する場のスタンスに理由があるのかな。
彼が、ストラヴィンスキーやプロコフィエフのようにソヴィエトを亡命していたらどうなったのかな。
そうしたらどんな作品を書いたのかな。

いや、亡命をしなかったところがショスタコーヴィチなのでしょうね。
無邪気で辛辣で才気あふれるこの人の素顔が鏡の奥に映っているような一曲だなと思いました。






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般若坊

新ブログ準備できました。お越しをお待ちしています。
by 般若坊 (2011-09-04 10:02) 

ユーフォ

今日はピッピと一緒に聴きました。
彼女、ユーフォの肩で大人しく目をつむっておりました。
いつも反応するんですけど、今日は眠かったのかしら??
ユーフォが側にいたからかしら?

音も文章と同じでその人の個性が出るのですね。
glennmieさんは作曲しないのですか?
聴いてみたいです^^
欲ばりなもので、1つ願いが叶うと、また欲求が…

塗り絵は色鉛筆ですか?
色鉛筆で描かれる素朴な色合いが好きですー。

いつも素敵な演奏をありがとうございます(^O^)/
ユーフォ相方
by ユーフォ (2011-09-04 15:56) 

arata

コミカルな顔をして、実は、悲しい顔をしている、そんな印象を受けました。ショスタコーヴィッチも芸術家として政府の芸術への介入への反発を常に感じていた筈ですが、ソ連の中で生きる事を選ばざるを得なかった…そんな彼の心情が出ているような気がします。
by arata (2011-09-04 22:56) 

glennmie

般若坊さん、

ご一報ありがとうございます。
早速お邪魔してきました。
スタートの記事、とても素晴らしいです。
選曲もとてもステキ。
これからどんなブログに育っていくのか、とても楽しみです。

余談
最後の画像の豚さんに気の毒だな・・・と思いました^^
by glennmie (2011-09-04 23:27) 

glennmie

ユーフォ相方さん、
コメントありがとうございます。

お留守番が続いたピッピは、ユーフォさんにべったりなんですね~。
幸せそうでなによりです^^

私は作曲はできないんですよ(ノ_-。)
変なのしかできないの。
お聴かせできるものができるといいんですけどね・・・
作るより聴くほうが楽しいんです。

塗り絵はね、パステルなんです。
パステルの質感が好き。
じかに塗ったり、削って粉にして混ぜたりして遊んでいます。
でも、私の絵も変なの。
不気味で気持ち悪いと言われています。(ノ_-。)
by glennmie (2011-09-05 00:15) 

glennmie

arataさん、コメントありがとうございます。

本当は、社会情勢とか私生活とか、個人的な環境を抜きにして作品と向き合うべきなのでしょうが、
この作曲家に関しては、そこらへんが徹底できないんです。
実際、ソヴィエトバンザイ!みたいな内容の曲も書いていますし、でもその反対の曲も書いている。
彼の複雑な心境を、つい思ってしまうんです。
もちろん、自分にはよくわからないのですけれども。
by glennmie (2011-09-05 00:26) 

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